新型コロナの影響で放送がストップしていた【文豪とアルケミスト】
2020年夏アニメとして7月から帰ってきます。
今回は【文豪とアルケミスト】8話(7月3日放送分)の見逃し配信情報ついて紹介したいと思います。
文豪とアルケミスト 見逃し配信情報
文豪とアルケミスト 8話 あらすじ
8話『人間失格 前編』
その男は仲間たちに問いかける。「自分を想う者」の内面について。仲間は語る。嫌なやつではないが、たいそうダメなヤツで、人の気持ちがわからないところもあるが誰よりも優しかった、と。生きる才能は足りていなかったが、それでも諦めず、道化でありながらも、人間であろうとした、と。男は迷っていたが、「自分を想う者」の作品に触れてみる決心をつける……。
参照:公式
文豪とアルケミスト 8話 重要人物
太宰治[CV:中村悠一]
さいたま文学館にて、来年1月18日から「太宰治と埼玉の文豪展」が始まります。 https://t.co/KMqhEK35JD 1月26日には、「文アルプロデューサー 谷口氏」×「太宰治検定 津島実行委員長」との対談、2月1日には太宰治研究 玉手洋一氏の記念講演が予定されています。 ※要事前予約 (委員) pic.twitter.com/Gw2lG80hr2
— 太宰治検定 (@dazai_kentei) December 13, 2019
主題作品の作者。
代表作でその半生とともに映画化もされた。
今回は太宰を囲む仲間達からの視線で太宰を見る。
なんやかんやといっても好かれている男の気がする。
★☆その他の登場人物はこちら☆★
文豪とアルケミスト 8話 ネタバレ
8話 感想

コロナウイルスの影響で途中で制作がストップしてしまうことになり、続きを楽しみにしていました。
延期になってしまいましたのが残念ですが、楽しみが先になったと思って首を長くして待つことにしたいと思っていましたので、再開はかなりうれしかったです。
今回は文豪たちが物語を変えられてしまいそうになっている作品を救うために作品の世界へいくことになります。
それから文豪であれば誰でもいいときもありますし、選ばれるときもありますがその作品に入り込むことができますのでみんなでいくことになります。その中でもリーダー的な存在である芥川龍之介が文豪のチームをひきいて月に咆えるといういう作品の中に入っていきます。
前は志賀直哉が犠牲になってしまうほど敵がけっこう強くててこずることになります。
イマジネーションが強くなっているので、敵を倒してもまた新しく敵があらわれるといったところで、かなりのレベルだなと思いました。
今回は犠牲になった志賀直哉をみんなで悲しんでいたので、元気付ける会をしようとなっているところがだんだんと仲良くなっていく姿が癒されました。

文豪たちは一度死んでるから二回目のお別れは辛いですよね。
芥川龍之介を元気づける為に太宰府が張り切るけど上手くいくか心配ですね。
島崎藤村は芥川龍之介と話がしたいと追いかけ回すのが面白いな、逃げた先の台所で安吾鍋の出汁を飲んで倒れるとか安吾鍋がゲテモノ扱いされてるのも面白い。
芥川龍之介は織田作之助と坂口安吾に太宰の事を聞くがダメ人間ぶりが酷い、誰よりも優しいし喜ばせようとする道化って褒めてるよね。
そんな太宰は芥川龍之介に喜んで貰おうと煙草を栽培するがネコに怒られて倉庫を燃やすってやる事が極端だな。
島崎藤村は芥川龍之介の初期の作品と晩年の作品との作風の違いを別人だという仮設を立てるけど凄いファンタジーな仮設だよね。
芥川龍之介に憑依した侵蝕者だって凄い発想だよね、人はそう簡単には変われないからそうとしか思えないって説得力あるよ。
芥川龍之介は太宰府の人間失格をボロクソに評価するなんて、いつも優しいのに信じられなかったです。
瞳に青い炎が見えてやっぱり侵蝕者なのかと疑ってしまいました、顔にもヒビが入って倒れちゃって大変。
太宰は侵蝕されて織田作之助と坂口安吾が呼ばれたけど中原中也が呼ばれなかったのは可哀想だね。
太宰府は屋敷で人を殺して退屈って恐い、早く来ないかなって楽しんでるけど、どういう意味かな本の中なので性格が変わってるのは仕方ないけど不気味です。

志賀についての問題により、芥川について心配する文豪たち。
前回本の中でかなりショッキングな記憶を体験した芥川を心配するみんなの気持ちがよく理解できました。
島崎は芥川にヌーンとした感じで押し掛けます。
芥川は断固対話を拒否するのですが、拒まれても押して島崎が面白かったです。
また芥川の次第に逃げていく感じが面白かったです。
太宰について聞く芥川、坂口達曰く現実で生きるのが下手で変人として生きていました。
すごい同意できる内容でした。
一方芥川の会を開こうと考えていた面々は煙草を栽培していました。
煙草を栽培するってかなり物珍しいなと感じました。
太宰を追う芥川と芥川を追う文豪たち、面白い構図ができているなと感じました。
また芥川が聞き取りの末に出したのが本を読んでその人物の考えを知るということでした。
本を芥川が読んでいるとまた、さっきの文豪が現れて、二人の芥川に関するする推理が始まりました。
一方通行だった二人もかなり盛り上がって話し合っていました。
また同じ趣向を持つものが共鳴しあっている感じが面白かったです。
物語後半芥川は浸食者が表に現れて他の文豪を襲います。
前回もその兆候がありましたがついに洗われてしまったのかという感想でした。
前編ということで後編の展開が気になります。

普段あまり他者を気にしない芥川の行動と、何かしらでも元気付けることをしたい太宰の行動がそれぞれの対比を表すようになっていると感じます。
場面にそれぞれの考えや振る舞いを通して作品に惹き込まれていきます。
煙草の栽培も、一見明るく邁進しているように見える太宰の感覚のズレを分かりやすく彩っていると思います。
一方で島崎藤村と芥川の問答、推察はその生い立ちや過去と現在の作風を軸に物語を組み立てていて、その抑揚少ないながらも惹き込まれる語り口調も相まって思わず生唾を飲み込むかのような緊迫感を感じられます。
そして太宰と芥川が再び合流した時、太宰の著書でもあり本話の題に挙げられた「人間失格」が軸となり、急を告げる展開と前半に紡がれた伏線が一気に解き放たれ、辛辣な作品論評と共に浸食者の魔の手が太宰に襲い掛かると共に芥川も倒れてしまいます。
そこまで言うのはどこか芥川の本音でもあるようにも、また浸食者の影響にも見えて芥川自身の困惑からも物語が大きく動く予感を感じさせます。
ここからどのようなドロドロとした浸食者の影響が襲い掛かって来るのか、呼ばれた坂口・織田が太宰を救う事ができるのか、物凄く気になる話となっていました。

瞳の中に青い炎を纏っていて何か闇を感じました。
それから太宰が芥川のためにタバコの葉っぱを大量に栽培している展開には笑いました。
あんなに作ったら芥川も絶対に困るのは目に見えているでしょう。
猫もめちゃくちゃ怒っていましたから当然です。
でも太宰がいきなりそのタバコの葉っぱを処分するためにもやし出した時にはハラハラしました。
絶対に危ないですよ。
その後、島崎藤村と芥川が話す場面があるのですがすごく興味深かったです。
初期の芥川と晩年の芥川は別人だったのではないかと言う話題です。
晩年の芥川は初期の作品を否定しているような作品を世に残していったことから侵食者が書いたものなのではないかと推理します。
この話は憶測の域を出ていませんがすごく面白かったです。
たしかに初期の作品と晩年の作品はテイストがまるで違うので面白い見解ですね。
それから島崎が自分の作品を否定してはいけないと思うと言うことを語る場面があるのですが、全くその通りだと思いました。
島崎の言うことには共感できることが多いです。
ラスト、芥川は太宰が書いた人間失格をけちょんけちょんに本人の前で否定してしまうのですが、全部ではありませんが芥川が言った発言に少なからず共感できる部分はありました。
たしかに人間失格は名作ですが、全て完璧という作品ではないと思います。

志賀の亡くなったことを偲ぶ回をやろうと持ち上がりますが、図書館の近くでたばこ作りが発覚してしまって、館長代理の猫にとがめられるところは面白かったです。
せっかく作ったたばこを太宰治が燃やしてしまったのも面白かったです。
その後、島崎藤村は芥川龍之介の作品について、前半と後半の作品では作風が変わってしまったことを批評していましたが、それが侵食者のせいだと思いませんでした。
私も前半の「羅生門」や「蜘蛛の糸」は読みましたが、後半の「河童」などは読んでいないので、どんな風に変わったのか、「河童」を読んでみたいです。
その後、芥川は太宰の書いた「人間失格」について批評していましたが、侵食者が批評していることに気づいていないので、本当に批評しているように思えました。
太宰はご存じの通り、3回も自殺未遂を繰り返した、私生活はだめな人間でしたが、作品は売れたそうなのでそんなに悪くはないと思っていました。
芥川が侵食者とわかったときは驚きましたが、なるほどそうだったのかと思いました。
⇓⇓⇓今すぐU-NEXTにアクセス⇓⇓⇓
まとめ